おほかたは 月をもめでじ これぞつもれば 人の老いとなるも (伊勢物語 八十八段より)
世間の人は何かと月を愛でるが、私はたいがいのことでは月を愛さずにおこう。
月が重なれば年となり、年が重なれば老となるのだから
とは言え、私は歳を重ねるることで幸せであります。