富山市に明治大正時代から伝わる土人形の魅力に惹かれ、手間と暇のかかる技法で再現している古川圭子さん゚の発表。
友人の相川さんが[華]を添えている。
富山市で土人形を制作していた渡辺氏からお話を伺ったことがきっかけで、土人形の原型を譲り受け、富山市郷土博物館に寄贈。
粘土で原型をつくり、素焼きする。そして胡粉と膠で溶いた絵の具を塗り仕上げる。単純な作業に思えるが、その日の天候や湿度によって、一つ一つ表情や微妙な色合いが異なり毎日が勉強だという。
現代の便利な材料を使えば一定の色が得られるが、胡粉の独特の質感や膠の色の魅力にはかなわないらしい。好きなものに拘る頑固さが伝統を受け継いでいくのかもしれない。人形を見ていると暖かな気持ちにさせられる。是非多くの人に見てもらいたい。